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2007年 05月 25日
もう3年も前になる。 NASAの火星探査機マーズ・エクスプロレーション・ローバー、スピリットがグセフ・クレーターに着陸したのが2004年1月3日4時35分 (UTC)、オポチュニティがメリディアニ平原に着陸したのは2004年1月24日1時5分 (UTC)だった。 当初の運用年数はわずか90日。 その運用年数を遙かに超え、今もなお火星の地表を走り回っている。 「火星探査車スピリット、動かぬ車輪から思わぬ成果」 スピリットは、6つある車輪のうち、ひとつが動かない状態になっている。 いわば“足を引きずっている”状態なのだが、今回はこれが幸運をもたらした。 スピリットが移動すると引きずった車輪が火星表面を削り、深い溝が残される。 今回、その溝に明るい色の土が発見された。 まさに偶然である。 そこを調べてみると、その土が濃度約90パーセントの二酸化ケイ素であることがわかった。 二酸化ケイ素は、温泉のような火山性の活動によって酸性の蒸気と土が反応するとできる。 つまり、火星に温泉があったのではないか!??ということなのだ。 今なお活動を続けるスピリット。 そして、車輪の故障という不運がもたらした偶然の幸運。 スピリットの探査魂は、まだ、消えてはいない。
by trapezium_orion
| 2007-05-25 13:10
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